あらすじ
佐藤カズマ、24歳。無職。引きこもり。
心臓は不規則に打ち、部屋はコンビニ弁当とゴミであふれ、未来への希望は限りなくゼロ――そんな彼のもとに、ある日やってきたのは「未来の自分」であり、しかも猫だった。
喋る猫――自称・三十年後の自分――は、カズマのニート生活を監視し、容赦なく指示を出す。「部屋を片付けろ」「福引きで一等賞を当てろ」「大家に恩を売れ」……その目的はただ一つ、未来の孤独死を回避すること。
福引き、掃除、バイト探し――小さな一歩から始まる、奇妙で不純な共同生活。
笑いあり、未来の知識に振り回される日常あり、そしてときどきしんみりする自己愛あり。
未来の自分(猫)と共に、カズマは少しずつ、しかし確実に「生き直す」道を歩み出す。
果たして彼は、孤独死を免れ、人生を取り戻せるのか――?
猫に導かれた24歳の奇妙な再生劇、ここに開幕。