あらすじ

“俺も好き” その香りの中で、そう言われた瞬間、もう、恋が始まっていた。 ――その”好き”は、私のものではなかった。 高校に上がる春、沈丁花の香りが立ち込める通学路で、紬は、朝倉先輩に出会う。 朝倉先輩には、薔薇の香りがする、彼女がいた。 恋人にはなれなくても、せめて、記憶に残りたい。 そう考えた紬は、一つの小さな選択をする。 数年後、沈丁花の香りが、また2人の足を止める。 2人はそれぞれ、別の花束を買った。 それぞれの、大切な人のために。 春の香りの中の、淡い恋心を描いた短編です。

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カクヨム
カクヨム2026/02/20
  • 現在の作品あの日の恋と、沈丁花