あらすじ

公爵令嬢アデライドは、次期王妃としての重圧に耐え、血の滲むような努力を続けてきた。 遊び歩く婚約者・王太子クロードの公務を影で全て肩代わりし、睡眠時間を削って国を支える日々。 だがある夜、彼は煌びやかな夜会の中心で、見知らぬ女の腰を抱いて言い放った。 「あ、アデ。ちょうど良かった。俺ら、もう別れよ」 あまりに軽薄な、まるで平民の痴話喧嘩のような別れ言葉。 これまで捧げてきた献身を「重い」の一言で切り捨てられた瞬間、アデライドの中で何かが弾けた。 「――こっちから願い下げですわ、この粗大ゴミ!!」 ティアラを投げ捨て、王宮を飛び出したアデライド。 向かった先は、お忍びで通っていた城下町の酒場。そこで呆れ顔で迎えてくれたのは、幼馴染の近衛騎士団長・ジークハルトだった。 「失恋おめでとう!」と笑い飛ばしてくれる冒険者たちに囲まれ、アデライドは吹っ切れる。 酔った勢いで、ずっと密かに想い続けてくれたジークハルトに「責任取って」と逆告白!? 一方、アデライドという「唯一の有能」を失った王宮は、翌日から瞬く間に崩壊を始め――。 これは、全てを捨てて自由を手に入れた元令嬢と、彼女を一生甘やかすと誓った騎士による、スカッと幸せなスローライフの物語。

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小説を読もう2026/02/20
  • 現在の作品『俺ら、別れよ』と王太子は言った。――こっちから願い下げですわ、この無能!