あらすじ
「お前との婚約は破棄する」——侯爵令嬢リゼットは、婚約者の王太子から一方的に婚約破棄を告げられた。理由は「魔女の血を引く不吉な女」だから。代わりに選ばれたのは、清楚な令嬢セレーネ。
しかしリゼットには秘密がある。代々受け継がれてきた『魔女の呪い』——それは「裏切り者に対してのみ自動発動する」という、極めてフェアで、極めて面倒くさい呪いだった。
呪いの利用規約は全97条。発動条件は「誠意のない誓いを破った者」。
つまりリゼットは何もしなくていい。相手が勝手に条件を満たしてくれるのだから。
「え、私は何もしてませんけど?」——魔女の令嬢が笑顔で紅茶を飲んでいる間に、王太子の周囲がどんどん崩壊していく、自業自得型女主人公貴族男主人公ざまぁコメディ。