あらすじ

「神道」――祀ろえば何でも神になる教え。  それは迷信ではなく、人々は神々を敬い、時折身近な困り事を相談し「解決」してもらった。  だが種族の垣根を越えた心温まる関係は断絶する。  神に目を付けた者たちは己の体を「器」に神を取り込み、一対一の契約を結ぶべく、結果的に成功、絶大な力を得た。 この者たちは畏怖と尊敬を込めて「神操者」と称され、彼らが顕す「奇跡」を「神術」と呼んだ。  しかし、相応の「才能」が必要であり、適合者は少数に留まった。ゆえに彼らは時に畏れられ、あるいは恐れられ、ある種特別な存在として扱われた。  そして時は過ぎ、皇都で開講されていた「学修院」高等学校が神道の修練に力を注いでいる。舞台は、東西にそれぞれ分断された元・日本。 東側の、古来の伝統を受け継ぐ正統派・ヤマト国に住む、オケノ・セイは、ある日突然、魔物に襲撃される。魔物はどうやら西、新しい価値観を打ち出した・ムサシから来たものらしかった。 両国は、明治維新の際「壁」によって完全に分断されていたにも拘らず、突然の侵入者が現れたことでヤマトに激震が走ることを恐れた、担任のオオミヤは見なかったことに。セイも、従姉のユイナたちと共に学修院でいつもの日常を過ごした。 一方、今度はセイたちが演習中に訪れた、国境警備隊の死体が発見され、魔導士・ムサシの侵攻が明らかになり、不穏な雰囲気が漂い始める。  また、学修院内でも、侵入者による襲撃が発生し、知り合いの中でも死人が出る騒ぎとなり、世間に伏せることはできなくなってしまう。  さらには、学修院内で誰が犯人かという憶測が出、セイは翻弄されてしまう。  そして、操られ裏切った仲間たちとの激闘の末、辿り着いたのは――結局――犯人は、終始自作自演をしていたセイの友人、サナイ・ツツジだった。  友人たちに罪をなすりつけていたため、セイは全身全霊を持ってこれに対抗し、見事潰すことに成功、ヤマトの平和は保たれたのだった。

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カクヨム
カクヨム2026/02/20
  • 現在の作品神と魔物の傀儡劇 ―The Requiem―