あらすじ

南の離島に、一組限定の小さな民宿がある。主人の前島浩太は、料理を出して、話を聞いて、夜になったら電気を消す。それだけ。 フェリーは一日一便。天気が悪ければ欠航する。コンビニもない。観光地もない。それでもわざわざやってくる客がいる。検索の三ページ目にようやく出てくるような宿を、わざわざ選んで来る人たちだ。 仕事に疲れた管理職。何も話したくない若い女性。人生の岐路に立つ人。理由はそれぞれ違うけれど、テラスで夕飯を食べて、泡盛を飲んで、島の星空を見上げると、少しだけ顔が変わって帰っていく。 悩みは解決しない。アドバイスもない。ただ、ここでは黙っていても構わないし、話しても構わない。

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カクヨム
カクヨム2026/02/20
  • 現在の作品民宿まえじま