あらすじ
秋桜の咲く廃工場で、私達は出会ってしまった…。
理系大学三年の青年、空は自己乖離と霞む世界で、破滅的な思想を抱えながら、日々の生活もままならず生きていた。
通信制高校一年の少女、秋桜は絵画に身を置き、世界の情景を描く人生を夢見ながら、色彩が創り出す余韻を感じる日々。
物語は、そんな出会う筈のなかった二人が、秋桜の一人暮らしを機に、歯車が嚙み合ってしう瞬間を綴り出す。
「傾く花は本当に君だったのか。」
「僕達が始まる、ずっと前から…。」
二人の視点が重なり、離れるダブル主人公作品。全編一人称視点で、皇秋桜:神楽鳴、冷泉空:青色矮星が、それぞれ担当しています。
筆致と感覚の相違が生み出す、二人の主人公が行く先を、どうか見届けてみてください。