あらすじ
魔法がすべてを決める世界。
貴族社会、決闘制度、そして魔法の才能。
そのどれもを持たない悪役令嬢――エリザベート・フォン・ローゼンタール。
彼女にあるのは、ただ一つ。
拳だけ。
魔法を使えず、女であるがゆえに軽んじられ、
「狂犬」と呼ばれた令嬢は、それでも鍛錬をやめなかった。
やがて訪れる決闘。
相手は名門魔法貴族の令嬢。
武器も魔法もありの制度の中で、彼女は素手で挑む。
勝算はほとんどない。
それでも彼女は言う。
――私は逃げない。
魔法のない悪役令嬢が、
拳ひとつで価値を覆す武闘譚。
『悪役令嬢は拳で語る』