あらすじ
大学受験を控えた女子高生、瑞希(みずき)は、彼氏の高槻大河とともに異世界へと召喚される。
大河は伝説の【勇者】。対して、瑞希は【スキル無し】。
模試の成績(数値)でしか人を見ない大河は、瑞希に冷酷な別れを突きつけた。
「効率の悪い不純物は、僕のパーティーには必要ないんだ」
「女を装飾品かなにかだと思ってんの!?」
ヒスり……もとい、正論をぶちまけて城を飛び出した瑞希だったが、その際に無自覚な力で騎士団をなぎ倒し、まさかの「指名手配犯」に!?
どん底の彼女を拾ったのは、鑑定に頼らず物の本質を見抜く、謎の冒険者・カイ。
「お前、その辺の草が『ゴミ』に見えるか? 俺には『宝』に見えるがな」
受験勉強で培った現代知識と、鑑定不能の規格外な力。
二つを武器に、瑞希は追っ手を煙に巻きながら、未知の素材を採取する旅を始める。
捨てられた受験生による、自由気ままな異世界サバイバル、開幕!
気づいた時には、元カレ勇者が「戻ってきてくれ」と泣きついてきているけれど……もう遅い。私の人生に、あなたを書き込む解答欄なんて残ってないから。