あらすじ
バイリンガル、という言葉をご存じだろうか。二ヶ国語の言葉を操れる人間の総称だ。両親同士の国籍が違う者、すなわちハーフの者や、勉強して後天的に身に着けた者など様々な者がおり、その名称は畏敬の念を持って取り挙げられることも多い。
平坦な人生を歩む俺が、ひょんなことからそんなバイリンガルであるイタリアからの帰国子女二人に日本語を教えることに⁉ しかも、かたや話せるけど読み書きできない。かたや読み書きできるけど話せない。と、かなり極端な発達具合だときた。これは教えるのも難しそうだ。
その上、それぞれのテストを乗り越えないと即帰国の大ピンチ。おいおい、責任重大じゃねえかよ……。
これは少女二人――そして一人の少年が成長する物語。