あらすじ
「お前みたいな足手まとい、もういらないのよ」
魔王軍との最終決戦を前に、付与術師のアルフォンスは勇者パーティから冷酷に追放された。
しかし、それは彼女たちの優しくも残酷な嘘だった。
激化する戦いの中で非戦闘員のアルフォンスが命を落とすことを恐れ、あえて憎まれ役を演じて彼を安全な辺境へと逃がしたのだ。
アルフォンスのバフがなくなれば、自分たちの戦いがどれほど凄惨なものになるか。
愛する彼を自らの言葉で傷つけた罪悪感が、どれほど自分たちの心を壊すか。
彼女たちはすべてを理解した上で、アルフォンスの命のために自己犠牲を選んだ。
「ぼくは不要だったんだ」と納得し、辺境で穏やかなスローライフを送るアルフォンス。
一方、勇者たちはアルフォンスへの狂気的な愛と喪失感を抱え、心身をすり減らしながらも魔王を討伐する。
そして世界に平和が訪れたとき、彼女たちの張り詰めていた糸が切れた。
限界を迎えたボロボロの英雄たちは、ただ一人の愛する少年にすがりつくため、辺境の街へとやってくる。
「もう絶対、絶対に離さないっ……! 一生、私が養うから……っ」
「嫌われてもいい。足元に繋いでて……っ」
すべては愛ゆえの狂気。
罪悪感で完全にバグってしまった最強美少女たちによる、激重で甘々な限界突破ラブコメディが開幕する。