あらすじ

国家が力を喪い、企業が大いなる力を持つ2076年の近未来異世界。 少子高齢化、不況、物価高、資源枯渇、地球温暖化が際限なく進行する反理想郷。 ただ循環を回す為だけの破壊と生産が繰り返される戦争経済社会において、そこに住む人類は自らが作り出したシステムそのものによって消費されようとしていた。 戦闘機を駆る広告傭兵“グラディエーター”は、そんな社会における人気の花型稼業。 企業に所属する彼らは、今日もネットで殺人行為、爆撃の様子を世界中へと垂れ流し、それに憧れる愚かな若者たちが彼らに続いて戦争経済へと参加していく。 しかし、それでも飽き足らず、社会は遂に最後まで守るべきであった存在、 “子供“を戦場の広告アイドルとして解禁することを決定する。 彼女らは人々より、”スターダスト“と呼ばれた。 戦争経済の中、多くの同僚や後輩、仲間が死に、その中で何故か生き残ってしまったベテランのグラディエーター、主人公アーサー・グレイマン。 夢も生きる意味も希望も持てない破壊と戦争だけの日々の彼の下へ「病気の父と母を養う為に戦う」と主張する「孤児」の少女、”レナローズ・モルガナ”があらわれる。 レナもまた戦場の広告アイドル、スターダスト。その笑顔が本物なのかは誰も知らない。 己すら明日を生き残れるのかが怪しい毎日、子供も大人も入り混じって激化する戦争経済、繰り返される殺人と戦争、論理も道徳もとうに喪われた世界で、二人の傭兵はお互いを完全には信用できないまま、互いを利用する共犯関係となっていく。 既に世界市民皆兵戦争経済市場は開かれた。 前に出ようとするレナを守る為、ボロボロの体に鞭打ち負担を引き受けるアーサー。 ボロボロのアーサーを守る為、未熟な戦闘技能で過剰に前に出る幼く危ういレナ。 二人の共依存は加速する。 二人はただ生き残る、それだけの為に立ちふさがる全てを排除しつづけねばならない。 二人の破滅は最初から運命づけられていた。

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カクヨム
カクヨム2026/02/20
  • 現在の作品Aerial Entertainment Warfare THE WORLD disTINATION