あらすじ
高校に入学した奈子は、クラスメイトの浮気くんから告白される。
「……浮気してくれるなら、いいよ」
「本当か!? 浮気してくれるなら――――ん? 浮気しないのならば、ではなく?」
「うん。私と付き合ったら、浮気してくれる?」
「ぜ――――ったいに、浮気はしないぞっ! 俺は!」
浮気して欲しい奈子と、女に触れると失神する浮気くん。彼は、唯一触れても倒れない奈子と付き合って結婚したいと言う。
しかし、「浮気をして貰えば大人になれる」と思っている奈子は、付き合ってからも事あるごとに浮気くんに「浮気しないの?」と問う。
浮気くんは、位置情報を把握し、学校ではひと時も離れず、奈子に近づく人間を威嚇する。それに対して嫌がるどころか「快適だな」と思う奈子。2人の距離は、どんどん縮んでいく。
口は悪いが奈子を見守る担任の飯田。奈子を可愛がるクラスメイトの早苗と藤堂。奈子と浮気くんが所属する新聞部の先輩。そしてファミレスで出会ったヒモ男、豹我。
様々な人間と関わる中で浮気くんに対する感情も変化していく奈子。
しかし、七夕デートを前に現れたのは奈子の母・美弥子が遣わした3人のヤクザらしき男たち。
彼らとの出会いによって、浮気くんは怪我をしてしまう。さらにはあるものを失って――――?
奈子は失ったものに絶望した。
けれども浮気くんに、そして自分と向き合うために美弥子に会いに行くことを決意する。
――――これは愛を知らない猫系女子の奈子が、激重男子の浮気くんとの出会いで愛を知る物語。