あらすじ
王都の広場で、聖女を名乗ってきた少女エリシアが「偽りの聖女」として追放され、王太子ユリウスから婚約破棄まで宣告される。涙を流しながら断罪するユリウス、喝采する民衆、そして新たに「真の聖女」として名乗り出る侯爵令嬢セラフィナ。
だが、公爵令嬢クローデリアだけはその断罪を冷ややかに見つめていた。
物語は数ヶ月前へ遡り、聖女と公爵令嬢の「友情」の裏側、王都を蝕む聖教会の歪み、そして守られているはずの王都で起きる異変が悲劇を生む。
やがて、断罪の場で「裁く側」だった者たちが、別の断罪台に立たされることになる——