あらすじ
公爵令嬢エルゼは、婚約者である第二王子カイルのため、多額の資金援助と不祥事の後始末に奔走する日々を送っていた。しかしカイルはエルゼを「金の成る木」と蔑み、あろうことか「真実の愛」を掲げて男爵令嬢ミナと浮気を繰り返す。
「お前のような冷徹な女、婚約破棄して辺境へ追放してやる!」
愛想が尽きたエルゼは決意する。——よろしいですわ。そこまで仰るなら、この手を離して差し上げます。
ただし、今まで私が肩代わりした「数億の負債」と、あなたが甘やかしたその女の「恐ろしい正体」……すべてを精算する覚悟はできていらっしゃいますこと?
これは、献身を捨てた公爵令嬢が、無能な王子をどん底へ突き落とし、真に価値を認めてくれる第一王子と共に幸せを掴むまでの物語。