あらすじ
死の運命は、十七歳の夜に動き出す。絶望を塗り替えるための、十五年の旅路
「七年後に、貴女は死にます」
十歳の少女アステルは、絶望の夜に「世界の意思」ミュトスから死を宣告される。
共に地獄を生き延びた同い年の亜人の少年、シリウスとフェリス。
三人が願ったのは、ただ「明日も一緒にいたい」という、ささやかな希望だった。
――時は流れ、十七歳。
宣告された死の刻限が目前に迫る中、彼らは運命に抗うための剣を取る。
二人はアステルに褒められることを何よりの喜びとし、彼女を守るために最強へと至る。
アステルは二人のために、世界の意思と契約し、死の運命をねじ伏せる。
これは、十七歳から十九歳という激動の季節を駆け抜け、失われるはずだった未来を掴み取るまでの戦いの記録。
――二十五歳、右腕を失ったアステルが、最高の絆の中で笑っている「エピローグ」へ辿り着くために。