あらすじ
シンガポールの海へ消え、日本での過去と決別した久藤 厳と朝霧 湊。
2人が流れ着いたのは、極彩色のネオンと湿った熱気が渦巻く島、台湾・台北(タイペイ)。
そこはアジアで唯一、「同性同士の結婚」が法的に認められている自由の島。
逃亡者として生きる2人にとって、それは初めて手にするかもしれない「安息の地」であり、互いの関係に「家族」という名前をつけることができる希望の場所だった…
しかし、その自由には代償があった。
夜市(ナイトマーケット)の裏側で暗躍する台湾マフィア『黒龍会(ヘイロンフイ)』。
大陸から忍び寄る新たな刺客。
そして、2人の首に懸けられた国際手配の賞金。
「俺たちが法的に家族になるってことは、お前を俺の公的な『弱点』にするってことだ。」
婚姻届という1枚の紙切れ。
それは愛の証明なのか、それとも敵に居場所を教える狼煙なのか…
湊は「証」を求め、厳は「安全」を重んじる。
守りたいからこそすれ違う、2人の想い。
雨煙る台北の路地裏で、『Formosa Blues(麗しの島の憂鬱)』が静かに奏でられる。
雨鴉(あめがらす)の隠れ家 Season4
ここに開幕…