あらすじ
魔物研究家にして凄腕の魔術師、ローレイ。
彼にとって最大の関心事は、魔物の生態を解き明かすことだけ。
しかし、一ヶ月の隔離された研究生活から帰還した彼を待っていたのは、世界中で発生している魔物の大規模異常行動と、家に押しかけてきたギルド職員だった。
ギルドから事態の収拾と原因究明を丸投げされたローレイは、潤沢な予算と共に「ある条件」を突きつける。
それは――魔族差別を助長するとして発禁寸前となっている自身の著書を、ギルドの政治力で強引に出版・流通させることだった。
「流通出版は報酬金でこちらでやらせてもらう、国家すら動かすギルドがお墨付きを与えれば、それが『正史』になる。」
かくして、偏屈な異端の魔術師による、世界を救うための(ついでに図鑑を書き上げるための)単独フィールドワークが幕を開ける!