あらすじ
婚約者である第一王子から、舞踏会の場で公開断罪された錬金術師令嬢エレノア。
理由は「地味で役立たずだから」。
王家は彼女の研究成果を奪い、国外追放するのだが、それが王国崩壊の始まりだった。
保存食は腐り、回復薬は効果を発揮せず、魔導燃料は爆発。それもそのはず。なぜなら、完成に必要な“核心”はすべて彼女の頭の中にあったから。
追放され、たどり着いた隣国で特許を取得したエレノアは、天才と名高い第二王子レオンハルトに見出される。
やがて王国は経済破綻寸前となり、自らの過ちに気づき始める。土下座する元婚約者と転落する元王妃候補。
けれどもう遅い。理解してくれる人の隣で、私は微笑む。
これは、地味と笑われた錬金術師が大陸一の経済を握る物語。