あらすじ
侯爵家に嫁いで一年。
ミモザは、夫から突然の離婚を告げられる。
周囲から〝植物姫(ベルセポネ)〟と呼ばれていた彼女は、ギリシャ神話のベルセポネさながら、草花だけを愛する冷酷令嬢だと噂されていた。
だが、実際の彼女は――
ただの植物オタクな天然令嬢!
「もう人付き合いは懲り懲り。これからは植物と生きていくの!」
そう決意したミモザのもとに、思いがけない話が舞い込む。
それは、ほとんど人前に姿を見せない、謎多き王子アデスからの、王宮庭師への直々の打診だった。
なんで私に?
……まぁそんなのどうでもいいわ!
ドレスを脱ぎ捨てて、わたし、庭師になります!
けれど、庭師の生活は想像以上に過酷……。
泥だらけの日々。令嬢なのに肉体労働。
「ああ、もう!なんでこんなに……幸せなのー!!植物に囲まれて本当に幸せ!」
庭師として働いていく中で、王宮に舞い込む数々の問題を、次々と解決していくミモザ。
これは、〝植物姫(ベルセポネ)〟と忌み嫌われたバツイチ令嬢が、新しい人生を、もう一度芽吹かせていく物語。