あらすじ
辺境の街フリージアで日銭を稼ぐB級冒険者アルスの取り柄は、
世界に存在しないはずの《回復魔法》と、常識外れに強くて可愛い相棒――
魔法剣士ルナリア・アストライアただ一人。
二人でそこそこ楽しく生きていく……はずだった。
ある夜、銀髪碧眼の少女が、星空の中でアルスに告げる。
「お兄ちゃん、世界樹を目指して」
その名は女神リゼット。
かつて世界に祝福を降り注いでいた世界樹は、いまや魔族と上位魔物が跋扈する「魔界」となり、
誰も近づかない伝説の地になっている。
夢の余韻を抱えたまま迎えた翌日、
アルスとルナリアは、近隣の共同墓地で多数のアンデッドが発生しているという高額討伐依頼を受けてしまう。
アンデッド・ミドル、そしてもしかするとハイ・アンデッド――リッチ級の存在がいるかもしれないという危険な仕事だ。
平凡を自称する少年神官系サポーターと、
彼に全てを預ける魔法剣士の少女。
世界のルールから外れた《回復魔法》と《無詠唱魔法》、
そして彼女の胸の奥で静かに暴走しつつある【Core_Drive】と【Reason_Gauge】が、
二人の運命を少しずつ、しかし確実に狂わせていく。
偉大な冒険を夢見る少年アルスは、世界樹へとたどり着けるのか。
彼の、皮の盾ほどもない理性は、魔法剣士ルナリアのドロドロの求愛(?)を跳ね除けることができるのか。
彼は進む。星空の中の彼女に会うために。