あらすじ
この世界には有用なスキルとそうでないスキル、通称『はぐれスキル』と呼ばれる二種類のスキルがある。『はぐれスキル』とは、あまり表立って公言できないようなスキルの事で、それの最たるものは『無魔法』や『闇魔法』などだ。『暗殺』『盗賊』なども含まれる。普通はそんなスキルを授かってしまったら各貴族家から貴族籍を剥奪されて僻地に追放されるのだが、その『はぐれスキル』を授かってしまったアーレンファルト侯爵家の三男アレックスは、仮にも侯爵家の血を引いているので、貴族籍を剥奪するわけにもいかなかったので、アーレンファルト侯爵領の北の果てにある小さな村の領主として着任という名の追放処分を科されてしまった。しかし、アレックスのスキルは『はぐれスキル』どころか使いようによってはドラゴンすらも討伐可能な超絶最強スキルなのだが、誰一人としてそれを理解しなかったし、確かめようとすらしなかった。領地から追放処分を受けたアレックスは何故か嬉しそうな顔をして馬車で北の果てへ出発していったのだった。