あらすじ
9大勇者の一人──「剣の勇者」キーナが、魔法により自我を持っている、幼い頃から共に戦ってきた相棒の剣・ハレ。
魔王討伐任務のため、9人の勇者は魔王城跡地へと向かう。しかしその任務は、王族すら関与した“罠”だった。
旅の途中、キーナは自分以外の8人の勇者により暗殺される。
瀕死の中、キーナは最後の力を振り絞り、自らのすべてをハレへと託す。
「来世では……俺の分まで幸せになってくれ」
その言葉を最後に、キーナは命を落とした。
――次の瞬間、ハレの視界がぼやけ始める。
目を覚ますと、そこはキーナが死んでから二十年後の世界。
キーナの功績は他の勇者によるものとされ、キーナの存在は消されていた。
人に転生した剣・ハレは、相棒であり主であるキーナのため、復讐の旅に出る。
裏切った勇者たち。真実を隠した王族。
これは、死んだ勇者のために戦う“剣”の復讐譚である。