あらすじ
ヒューマンの少年・凛(りん)は、あまりに優しすぎた。
魔族に襲われる獣人を助け、エルフを庇ってドワーフの斧を受け、挙句の果てには神々の諍いに巻き込まれて消滅する――。
種族を問わず「誰かのため」に命を落とし続けた彼は、その度に女神の手によって転生を繰り返してきた。しかし、度重なる「死」の経験は、彼の体に異常な変化をもたらしていた。
過去に受けたあらゆる物理攻撃、魔法、猛毒、神聖術……そのすべてに対し、凛は**「絶対耐性」を獲得していたのだ。さらには、積み重なった経験値により、全ステータスは表示限界を超えた「無限(∞)」**へ。
見た目は中性的で守ってあげたくなるような美少年。
本人は「自分は弱くて無力な人間だ」と本気で信じ込んでいるが、彼を攻撃した魔王の剣は粉々に砕け散り、放たれた禁忌魔法はそよ風に変わる。
これは、死を克服した無自覚な少年が、自らの最強ぶりに気づかないまま、世界中の種族を等しく救い、図らずもひれ伏させていく物語。