あらすじ

毎日乗る電車の、よくある遅延――その裏で現場は ”正解のない選択” を迫られていく。 自動運転化のモデル線区が大きく注目されている、京南線(けいなんせん)。 「乗客の安全第一」を掲げる新人運転士・定時(さだとき)のぞみは、高卒で入社し、虚弱体質を抱えながらも日々の運行をこなしている。 ある夜、運転台に異常検知の表示が出たことで、のぞみは安全のため列車を止める。 だが、現地急行班の報告では「異常なし」だった。 その地点は「異常が見つからないのに異常を検知する」と現場内で噂されている、通称《空白地点K-17》。 K-17では列車を止めない判断をしろという空気の中、のぞみの慎重すぎる判断は問題視され、ついに単独乗務を外されてしまう。 そんなのぞみの指導添乗員として本社から来たのは、自動運転推進の広告塔―――そして2度と会いたくなかった男・白石慶一郎。 現場にしがみつく新人と、現場を縮小させる本社。 正反対の2人が「最善の運転とは何か」を模索しながら、《空白地点K-17》の謎へ迫っていく――――。

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カクヨム
カクヨム2026/02/18
  • 現在の作品京南線、本日も”異常なし”。