あらすじ

地方の山村で女子高生が失踪した。 残された最後の音声は、ノイズ混じりの一音だけ。 「ら」 取材のため村を訪れた地方新聞の記者・朝倉真琴は、すぐに奇妙な違和感に気付く。 村人が「ら行」を使わないのだ。 子供たちは「らりるれろ」を知らず、学校の五十音表からはその行が削られていた。 やがて真琴は、村役場の地下で封印された記録を発見する。 1950年代、村では連続失踪事件が起きていた。 消えた者たちに共通していたのは、ただ一つ。 失踪前、“ら行”を発音していたこと。 村は長い年月をかけ、ある禁忌を守り続けていた。 ―ら行を使うな。 それは迷信ではない。 それは、封印だった。 しかし現代。 SNSという新しい言葉の拡散装置が、封印を破り始める。 言葉は、音ではない。 それは“呼びかけ”だった。 そして返事が来る。

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カクヨム
カクヨム2026/02/18
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