あらすじ
【あらすじ】
黒字なのに不安。正しいのに苦しい。
――そんな相談が、夜のオンライン相談室に集まってくる。
副業FP・桐谷一樹。
昼は会社員、夜だけ“他人の人生の構造”を見るFPになる。
制度に忠実で、理論に強く、感情に寄り添わない。
ただ淡々と、相談者の「違和感」に名前をつけていく。
・貯蓄が増えているのに、なぜか苦しい
・“良い保険”を集めた結果、生活が壊れる
・合理的な相続対策が、家族を縛る
・破綻しない住宅ローンが、人生を狭める
どれも“正しい”。だが、正しさは人を救わない。
そして桐谷の前に立ちはだかる、制度を最大化し、不安を材料に設計を太らせる、
業界の有名FP――三枝 恒一。
合法で、正しくて、人を不幸にする設計。
その“正論”に、桐谷はどう向き合うのか。
夜の相談室で、人の人生の“歪み”が静かに浮かび上がる。