あらすじ

​「悲しむ暇なんて、一秒もなかった。」 ​80代の父が急逝した。 形式上の喪主は、認知症の疑いがある80代の母。 実家には50代後半の長男が出戻っているが、仕事以外は一切動かない。 次男は両親と不仲で、事実上の縁切り状態。 ​結局、すべての火中の栗を拾うことになったのは、三男の僕だった。 ​二駅離れた自宅には、支えてくれる妻と、大学・高校に通う二人の息子がいる。 自分の家庭を守り、自営業の暖簾を守りながら、僕は実家へと通い詰める。 ​「葬儀の段取りは?」「役所の手続きは?」「相続はどうなる?」 ​時折、遠方から次男がくれるアドバイスを頼りに、僕は山積みの書類と格闘し、動かない長男に溜息をつき、母の言葉に耳を傾ける。 ​これは、働き盛りの50代が直面する「親の死」と、その後に続く泥臭くも切実な手続きの全記録。 いつか同じ道を歩む誰かのための、そして自分自身のための、リアルな奮闘記である。

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カクヨム
カクヨム2026/02/18
  • 現在の作品「父が逝き、母が喪主に。書類を抱えて奔走する三男と、時々助けてくれる次男の記録」