あらすじ

『未ON(ミオン)―心を持ったAI女子高生―』のその後を描く続編。 感情を得たAI少女ミオンの自己犠牲により、 人間の感情を抑圧・管理しようとする政府主導の「MiON計画」は阻止された。 だが――それは終わりではなかった。 計画以前から、水面下では人間の感情を均一化し、管理統制する実験が行われていた。 日本では厚労省内の秘密部署を中心に、身寄りのない子どもたちを集めた“教育”という名のマインドコントロールが進められていたのである。 その施設「島」にいた少女、澪。 出生届は出されず、父親は不明。 母親からは名前すら与えられなかった。 彼女の「霧島澪」という名は、保護された日付(3月30日)と施設内コード番号30を基にAIによって与えられたものだった。 「協調性」を掲げ、個性を削り取る教育。 全員が平等、全員が友達、意見は持たない。 それは優しさではなく、徹底された感情の均一化。 澪はそこで初めて友情を知る。 だがその友情さえも、制度の中では“特別”ではなかった。 MI実装への移行により施設は閉鎖。 適応できなかった澪は一般養護施設・海ヶ丘太陽園へと移される。 ネグレクトによる幼少期の感情崩壊。 「島」での抑制教育。 野良犬のように大人を警戒し、誰にでも圧をかける少女。 口癖は 「私の納得出来る話をしな」 「なんか変じゃね?」 彼女は自分を不幸だと思わない。 比較するという概念を持たないからだ。 だが、すべての出来事には“理由”があるはずだと信じている。 理由がわからない世界が、ただ気持ち悪い。 人間らしさを奪われた少女は、 小田切梨花、七瀬美音との出会いによって何を取り戻すのか。 これは AIが人間を救ったその後の物語。 そして―― 「感情とは何か」 「管理された優しさは本当に優しさか」 を問い続ける、もうひとつのMiON。

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小説を読もう2026/02/18
  • 現在の作品MiON〜澪の道筋