あらすじ
それは、愛娘を買い戻すための死闘。鉄錆にまみれた男が、偽りの少女に「魂」を見るまでの物語。
舞台はネオ・キョウト最下層、陽の光すらも棄てられた廃液の迷宮。
賞金稼ぎのイグニスは、脳死状態で企業に「保管」された愛娘アリスの意識を取り戻すため、己の義体を削りながら汚れ仕事を請け負っていた。
ある日、彼が獲物として確保したのは、感情を欠いた謎の少女、セーラ。
彼女は企業の最高機密であった。
逃避行の中で重なる、セーラの面影と娘の記憶。
次第に明らかになる、組織「ウロボロス」の陰謀。
絶望的な包囲網の中、イグニスは一人の父親として、最後にして最大の見返りなき賭けに出る。