あらすじ

断罪は成功した。拍手も、正義も、確かにそこにあった。 王国の公爵令嬢エリシアは、王太子の婚約者として政務を支えてきたが、 ある日、曖昧な罪状のもとで盛大な断罪劇が行われ、婚約を破棄されて国を追放される。 物語はそこで終わったはずだった。 だがその後、王国では小さな不具合が重なり始める。 一方、隣国の小国セレスティアで保護されたエリシアは、 何かを主張することも、決定を下すこともなく、ただ静かにそこに在る。 彼女が同席すると議論は収まり、人は疲れすぎず、 国の歩みは不思議と整っていく。 断罪は成功した。 それでも、なぜか国は傾いていく。 失われたものの名を、誰も口にしないまま。

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小説を読もう2026/02/18
  • 現在の作品『断罪は成功した。国が傾いたのは、別の理由だと思いたい』─失われたものの名