あらすじ

三十年前、私が唯一加護を与えた聖女エルタは、人間の王に裏切られ処刑された。 人間が人間を殺すことに、私は介入しない。そう決めて、私は耳を塞いだ。 ​だが今朝、沈黙は破られた。 大地が悲鳴を上げたのだ。震源は王都。 そこには、あってはならない脈動が混じっていた。 ​三十年前に死んだはずの、あの聖女の音。 ​――なるほど。介入しないと決めていたが、限度がある。 私がその気になれば、王都を地図から消すことなど、瞬き一つで済むのだから。

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カクヨム
カクヨム2026/02/18
  • 現在の作品【短編版】処刑された聖女の心臓が、三十年も泣き止まない。――人類に無関心な地の聖霊が、その禁忌を終わらせに王都へ震動する