あらすじ
「幽霊を信じているか」と聞かれたら、俺は「全く信じていない」と答える。 ただ、俺には『視える』だけだ。他人の背後に蠢く、正体不明の黒い影が。
こんなものはただの幻覚で、俺の妄想。そう割り切って生きてきた。 だが、あの雨の日、駅で震える学園のアイドル・鈴音澪奈を救った瞬間、すべてが変わった。
彼女に覆いかぶさる『ナニカ』を消した時、止まっていた運命が動き出す。
視える少年と、気配が分かる少女。 孤独な視界を共有したその日から、俺の平穏なモブ生活は、最高に“甘い世界”へと塗り替えられていく。