あらすじ
見上げれば天井から吊り下がるトイレでイジメられた男子高生の幽霊。歩けば心の歪んだ国語教師の怨霊。女子更衣室のベンチには怪しい男の影が映り、生徒のあいだでは呪いの人形が流行っているがそんなことより私は作詞づくりに忙しい。
次の舞台までに歌を一曲仕上げなくちゃならない。
例え後輩が心霊相談などしてきても、答えるわけにはいかないのだ。
私は曲を作らねばならない。舞台で歌い上げるために。締め切りは迫っている。果たして私に素晴らしきフレーズは降りてくるのか。
決して、決して、彼らに構っている暇はないのだ。
彼らを構ってはいけないのだ。