あらすじ
感情は、死なない。
人は強すぎる想いを抱えたまま死ぬと、
その感情は「宝石」となって残る世界。
没落貴族の娘クラリスは、
感情を色として視認できる稀有な体質を持つ。
彼女は呪いで「愛」を失った冷酷な辺境伯
レオンハルト・アルヴァレイに嫁ぐことになる。
だが辺境伯邸の地下には、
歴代当主とその花嫁たちの
「負の感情宝石」が眠っていた。
嫉妬、裏切り、憎悪、未練――
クラリスはそれらを磨き直し、
真実を解き明かし、
凍てついた邸と夫の心を修復していく。
これは
「愛を知らない伯爵」と
「愛を蒐集する花嫁」の物語。