あらすじ
王国一の鑑定士と呼ばれたアシュレイは、
ある日「役立たず」として王都を追放された。
理由は単純だ。
彼の鑑定結果が、あまりにも“不吉”だったから。
――聖剣の力は、魔王を倒すたびに
国家の未来を削っている。
だが誰も信じなかった。
王都を追われた彼は、地方都市ヴェルグで小さな制度改革を始める。
信用を積み上げ、黒字を作り、
やがて都市連盟を築き上げる。
その頃、王都の空に現れたのは――
“負債の竜”。
聖剣契約が生み出した、国家崩壊の化身。
未来を担保にする契約か。
未来を守るための信用か。
これは、武力ではなく制度で世界を救う物語。