あらすじ

ブラックトリミングサロンで日々酷使され、過労の末、帰宅時にぼんやりと見えた犬を助けようとして道路に飛び出し、命を落としたトリマー・花守澪(21)。 死の間際に助けようとした“犬”は、実は神様の従魔だった――従魔を助けようとした澪の愛情深さに感激した神様は、彼女を死なせてしまったお詫びとして、犬にとても良く似たーー従魔ーーと人が共に生きる王国へと、転移させてくれた。 だがこの世界には、「グルーミング」「トリミング」という概念がなかった。 毛玉、抜け毛だらけで皮膚炎を放置される従魔たち。 魔力はあっても、衛生管理はゼロ。 しかも、澪が送られたイングロン王国は、従魔を戦いの道具にしていた。 犬を心から愛し、その生活の質を高めるべくトリマーになった澪にとって、王国の従魔たちの現状は見過ごせない。 ブラックトリミングサロンでは、パワハラ先輩に怒鳴られて萎縮する日々だったが、そんな自分を変えたいと願っていた矢先、異世界に来てしまった。 しかも、犬とそっくりの従魔たちが暮らすところに。 だから澪は決意する。 「毛を守ることは、この子たちの誇りを守ること」 神様から与えられたスキル【従魔毛並鑑定】【グルーミングEX】【皮膚再生】【魔力ブロー】。 そして、日本で培った本物の技術。 澪は異世界初の従魔専用サロン《毛守り》を開業し、 “従魔ケア”という新しい職業と価値観を広めていく。 魔物との戦い、危険な野生動物の相手、それに国境の守備ーー戦うことが義務付けられ、命を使い捨てにされる従魔たち。 だが、澪が従魔のトリミングをすると、その従魔は輝き始め、今までよりずっと健康で強く、生き生きするようになる。 異世界初のトリマーである澪をサポートする、 偏屈な天才職人ガルドとその従魔、ジャーマン・シェパード風のヴァルク。 そして、澪を頼りにやって来た、自身も心にトラブルを抱えている騎士団長レオンハルトと、戦いに明け暮れ毛玉だらけになってしまった巨大アフガンハウンド、エレクトラ。 やがて彼女の従魔を癒すグルーミングの噂は、王族のみが従えることのできる幻獣にまで届く――。 これは、毛並みから始まる異世界職業革命と、もふもふ恋物語。

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小説を読もう2026/03/12
  • 現在の作品ブラックトリミングサロンで過労死したトリマーの私、異世界で従魔サロン《毛守り》を開きます〜犬にそっくりな従魔達のトリミングしまくったら、従魔の救い手と呼ばれるようになりました〜