あらすじ

18年前の雨の夜、10歳の少年・琉棪は背中の烙印を疼かせながら、暗い用水路トンネルを這って逃げ出した。 一族の呪縛、理久の狂気から解放されたはずだった。今、28歳になった琉棪は【lapin】カフェの隅席で、深煎りの焦げ目を静かに見つめる。 珈琲の香りに紛れて、過去の影が再び忍び寄る。 あの夜と同じ、蒼く光る瞳が覚醒する瞬間――。速水雪兎はカウンターの奥で、18年分の罪と約束を胸にコーヒーを淹れる。 「深煎り、少し焦げ目が入ってます」 それは、ただの豆の話ではない。 理久の匂いが雨に混じり、鎖が再び軋み始める。守るべき日常は、もう脆く崩れ落ちようとしている。 蒼い瞳が灯すのは、光か、それとも破滅か――。残酷描写・暴力描写あり 第2部開幕。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/03/11
  • 現在の作品ブルーレジェンド 蒼の鎖編