あらすじ

伯爵令嬢アイミリアは、背が高く、きつい顔立ちの美人だとよく言われる。だが本当の彼女は――小さくて可愛いものが大好きなだけの普通の令嬢だった。 そんな彼女の婚約者は、伯爵家三男のヴァイダス。 極めて美しい顔立ちだが、男性としては背が低く、アイミリアより小柄。 だがアイミリアにとっては――まさに理想そのものの婚約者だった。 十二歳で婚約してから五年。 二人は周囲に呆れられるほど仲の良い婚約者同士だ。 しかしその関係を面白く思わない者もいる。 「その男より、私の方がふさわしいと思いませんか?」 そう言い寄るのは、公爵家の嫡男ファディル。 さらにヴァイダスには、男爵令嬢ジョランダがしつこく付きまとう。 そして王宮の夜会。 ついに二人は公衆の場で、「その婚約はおかしい」と言いがかりをつけられてしまう。――背の高い女と、小柄な男など不釣り合いだと。 だが彼らは知らなかった。 アイミリアがどれほどヴァイダスを溺愛しているのかも、 ヴァイダスがどれほど婚約者を守る気なのかも。 そしてその夜会は――横恋慕組が盛大に恥をかく夜になる。 「わたくしの『好き』に踏み込まないでくださいませ」

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小説を読もう2026/03/11
  • 現在の作品その小柄な婚約者では、不釣り合いですって?