あらすじ
「その距離に近づくと、理性が消える」
そう囁かれる英語教師・霧雨右京。
彼の半径90センチメートルの中では、
人は相手を忘れてしまうという。
作家志望の少女ラキラキと、親友クリス。
二人はいつしか、その不可解な距離に囚われていく。
近づくほど、逃げられなくなる。
嫉妬と依存が絡み合い、三人の関係は歪んでいく。
そして気づいたときには——
「90センチ」は、もう日常のすべてに広がっていた。
これは、ある小説家の恋と毒。
そして、理性が崩れていく記録。
「恋と毒(コイトドク)」が脳まで回ったその時、日常は終わり、真実という名の背徳が目を覚ます。
少女の心に「届いて」しまったのは、
愛か、それとも――。