あらすじ
十年前、エナ、アイラ、レオたちは大地に《再生の結晶》を埋め、世界の浄化を始めた。
都市は立ち直った。だが辺境は取り残された。
孤児から剣士へ、冒険者へ。育ての親アイラの剣と、師レオの機械技術を受け継いだエナは、相棒のドローンと共に歪みの記録を続けていた。粗悪結晶が流れ込む街、機能しない自治体、広がる格差――「英雄たちは都市しか救わなかった」という声が、胸に刺さったまま。
やがてエナは、一体の機体と出会う。
名前のない兵器に、名前を与えた日から――止まっていた歯車が、動き出す。
魔導と機械が交差するポスト再生の世界、群像ファンタジー。