あらすじ
幼い頃から、和臣と美央は言葉にしないまま惹かれ合っていた。
手を握って眠った夜。
14歳の夏に守られた一週間。
そして、17歳で迎えた再会。
前に進もうとしていた和臣と、
彼の言葉を誤解してしまった美央。
たった一つのすれ違いが、二人の時間を止めてしまう。
残されたのは、届かなかったラブレターと、胸にしまわれた想いだけだった。
47歳になったある日。
美央は偶然、14年前の和臣のFacepageを見つける。
そこにあったのは、あの頃のままの“和臣の顔”。
止まっていた時間が静かに動き出し、忘れたはずの愛しさが胸に戻ってくる。
これは、互いに想い合っていたのに言葉にできなかった二人が、
長い年月を越えて静かに紡いできた「君との時間」の物語。