あらすじ
高度文明を築いていた世界に終末がおとずれ、豪雪の吹きすさぶ氷河期に入った未来。
人類は生き延びるための拠り所として、その中だけで人生の全てが完結する巨大シェルター、メガファクトリーを建造した。
そこで命を繋ぎ、いつしか雪解けの大地へと再び踏み出す日を夢見て。
それから200年後。少女が独り、ロボットたち相手に戦い続けていた。
希望の象徴だった施設は見る影もなく、絶望の牢獄と化した巨大工場の片隅で。
誰もいない工場のなかで、少女はそれでも希望を胸に抱き続ける。
いつか、この迷宮じみたところから脱出してみせる。
かつて人々が夢見た大地、もしかしたらすでにどこかに存在するかも知れない場所、〝楽園〟に辿りつくために。
「――けどその前に、まずは腹ごしらえしないとね!」(某少年・談)
これは独りぼっちに絶望していた少女と少年が出会って、温かい食事を一緒にすることで、現実にささやかな幸せを見いだす話。