あらすじ
王立図書館司書のリュドヴィックは筋金入りの魔法書オタク。国王主催の会議で王女エレオノールへのプレゼントとして魔法書専門図書館を提案したことから、なぜかそのまま新設する図書館の館長兼王女の従者に任命されてしまう。
魔法書好きの王女に仕えられるなんて願ってもない栄転――のはずだった。ところが王女はわがままで気まぐれなうえに、魔法書を読むのではなく食べるお姫様だった。
「魔法書はおやつには入りません」
「味見しただけよ」
魔法書を守りたい司書と、魔法書を食べたい王女。
新設された図書館を舞台に、今日も今日とて喧嘩ばかりの主従生活が始まる。
けれど、エレオノールが魔法書を味わう理由にも、リュドヴィックが王宮に来た理由にも、誰にも言えない秘密があって――。