あらすじ
グランフォード公爵家の筆頭侍女リディア・ウェルズ。
彼女が仕えるセオドア公爵は、一切の無駄を削ぎ落とした美貌と、一瞥しただけで貴族を震え上がらせる冷徹さを持つ「氷の公爵」だ。
無愛想で機械的な彼に、リディアも有能な侍女としてただ淡々と仕えていた――ある日、古い魔道具のイヤリングを拾うまでは。
耳から外れなくなったイヤリング。
それ以来、冷徹公爵が近づくたびにリディアの頭の中に大音量で響き渡るのは……
『今日も可愛い!! 結び目がちょこんとしてる、何それ反則だろう。待って近い、無理、心臓が爆発する!!』
氷の仮面の下に隠されていたのは、リディアに対するバグレベルに限界な「心の声」だった!?
「……これは私の疲労が生んだ、幻聴増幅型の呪いね」
生来の真面目さから、あまりにも重すぎる愛を「呪い」と勘違いしてスルーし続けるリディア。
一方で、「なぜこんなにプレゼントを贈っているのに振り向いてくれないんだ……(絶望)」と見当違いな方向へ空回りし続ける不器用なセオドア。
すれ違い続ける二人の関係は、リディアが限界を迎えて「辞表」を叩きつけた日、ついに公爵の仮面が決壊して急展開を迎え――!?
鉄壁の無表情公爵×クールな有能侍女の、糖度1200%(※ただし脳内限定)なすれ違いラブコメディ!