あらすじ
田中マサルは、どこにでもいる……いや、どこにでもいないレベルでしょうもない男だった。
ある夜、トイレで便座を上げたまま座ろうとして便器にハマるという最悪の事故を起こす。バタバタともがくその瞬間、謎の光に包まれ――宇宙人に連れ去られてしまう。
気が付くと、マサルは自分の部屋の布団の上にいた。夢だったのかと思ったその時、彼はとんでもない能力を手に入れていることに気付く。
マサルのついた嘘は、現実になる。
しかもその瞬間、なぜか尻が異常なほどキラキラ光るという、あまりにも恥ずかしい副作用つき。
最初に口にした嘘は、
「宇宙人は神様だな」
――その一言から、世界は少しずつおかしくなり始める。
空から食べ物が降り、街にリングが現れ、宇宙人までやってくる。
しょうもない嘘の連鎖は、やがて地球規模の大事件へと発展していく。
だが皮肉なことに――
人類の危機を救えるのは、世界一しょうもない嘘つきだけだった。
これは、便器から始まった奇跡と、
尻を光らせながら世界を救う男の物語。