あらすじ
――眠らない街、新宿。 そこは、天界の「天使」と魔界の「悪魔」が、人間の魂を資源として奪い合う最前線。
魔界のエースでありながら、過去の傷から「本気」を捨て、顔の良さだけで適当にノルマを稼ぐ虚無的な悪魔・アモン。 一方、清廉潔白を理想に掲げながらも、その不器用さと意志の弱さゆえに、いつも下欲にまみれた霊に追い回されている新人天使・ヴィヴィアナ。
本来、決して交わるはずのない光と影。 しかし、組織から「成果を出せなければ、新宿ごと消去する」という最後通牒を突きつけられた二人は、生き残るために前代未聞の「協力関係」を結ぶことになる。
それは、組織の目を盗み、最新のハッキング技術と神力を融合させて「偽の奇跡」を演出するという、あまりにも不真面目で大胆な偽装工作だった。
策略と嘘にまみれた共同戦線。 だが、新宿の雑踏に紛れる「子供のバグ」の影が、二人がひた隠しにしてきた過去の「罪」を暴き出していく。
嘘を真実に変えるため、二人が最後に選ぶのは「組織の正義」か、それとも「不完全な愛」か――。