あらすじ
人の"悲しい記憶"を、"優しい記憶"へとすり替える力を持つ少女・環。しかしその代償は、自分自身の記憶と感情を失っていくことだった。"人の苦しみを背負い続けるその姿"はまるで"鬼2のようだった。
幼なじみの悠梨・悠人・環、そして声楽を愛する少年・蓮。
かけがえのない日々は、ある日突然終わりを迎える。
蓮の死をきっかけに、深い悲しみに沈む仲間達。
その時、環は一つの決断をする。
たとえ自分が何も感じられなくなったとしても。
それでも彼女は、"人の苦しみ"を見過ごせなかった。
"私が忘れていく代わりに"。
彼らが"形を変えた幸せな記憶"を覚えていてくれるのなら。
それが、優しすぎる鬼の選んだ結末だった。