あらすじ
現代、幽霊は「未練」ではなく「インプレッション」で質量を得る――。
かつての霊障は地縛や執着によるものだった。
だが、SNSがインフラとなった現代。
「誰かに見られたい」「拡散されたい」という万人の承認欲求が凝縮され、実体化した『デジタル怪異』がタイムラインを侵食し始めている。
視(み)える青年・蓮(れん)の仕事は、そんなバズりすぎた亡霊たちを「オフライン」にすること。
「消えろとは言わない。ただ、ログアウトしろ」
鳴り止まない通知音。
スマホの画面越しに注がれる数千万人の視線が、最強の呪いへと変わる前に。