あらすじ
会社がまさか、まさかの倒産。
失業中の自分探しの旅の道中。彼にとって、それは突然起こった。
大地を揺らす馬蹄の轟きと空を木霊する獣の雄叫び。
鉄の刃と鋼の心がぶつかり合い、血煙が舞い、首が飛ぶ。
時は血で血を洗う戦国乱世、場所は濃霧が立ち込める川中島の戦場。
そして、彼の前に現れた男は言った。
「お前に兄上の影武者になって貰いたい」
それは他に選択肢が無い彼に対する要請という名の強制だった。
彼は安全な現代社会から放り出され、狂気が渦巻く戦国の世の中で生きてゆく事を余儀無くされ、その覚束ない足元を震え立たせながらも過酷な時代を生きてゆく事を決意する。